「副知事 島耕作」爆誕

島耕作が佐賀副知事に就任　行政マンに転身、県庁に執務室も開設

　人気漫画「島耕作」シリーズの主人公、島耕作が14日、佐賀県とのコラボ企画の一環で佐賀県副知事に就任した。
ビジネスマンとして成功を収めた後に行政マンへの転身に対し、県はグローバルな知見を生かした情報発信に期待している。

　県の情報発信プロジェクト「サガプライズ！」の一環として企画。漫画で、島は初芝電気産業（現TECOT）に入社し、課長、部長、取締役、常務、専務を経て社長、会長を歴任し、2022年に相談役を退任した。
スポーツ施策に注力している県は相談役当時にスポーツビジネスに携わった手腕に着目し、副知事就任を打診したという設定だ。

　14日は島の母校であり、佐賀県出身の大隈重信が創設した早稲田大学で就任式があった。島の副知事就任あいさつの他、山口祥義知事やシリーズ作者の漫画家、弘兼憲史さん、タレントの中川翔子さんらによるトークセッションもあった。

　副知事としての公務はスポーツ施策や半導体産業の情報発信を担う。県は14日に特設サイトを開設。サイト内で公開されたオリジナル漫画「副知事　島耕作」で就任の経緯が描かれている。

　山口知事は「世界を股にかけてきた経験豊富な彼ならではの視点で、佐賀の素晴らしさを活かし、発信してもらいたい」と期待。
島は「民間企業での経験を活かしてスポーツや半導体を中心とする産業分野の情報発信にチャレンジしたいと考えた。このプロジェクトが佐賀県、日本の未来をよりよいものとできるよう全力で取り組む」としている。

　県は27日～12月19日、島副知事の執務室を県庁に開設。漫画の複製原画を展示し、立体映像で執務する島耕作も登場する。【五十嵐隆浩】
https://mainichi.jp/articles/20231114/k00/00m/040/161000c

マンガはこちら
https://sagaprise.jp/fukuchiji_shimakosaku/sportsbusiness/saga-sportsbusiness.html