【アメリカ】水族館のエイ(♀)、サメ(♂)に孕まされてしまう

ヘンダーソンビルの水族館とサメ研究所にいるアカエイのシャーロットは、今ならいつ出産してもおかしくない状態だったが、彼女の水槽にはオスのアカエイがいなかったため、誰もがこの妊娠にショックを受けた。

水族館は9月にシャーロットの腫れに気づき、それが癌の可能性があると考えた。

エイに超音波検査を行ったところ、チームはシャーロットが複数の子を妊娠していることに気付いた。

「シャーロットの腫れが始まった9月から、私たちは彼女に超音波検査を行っています。シャーロットの体内で複数の「成長」が記録され、当初は彼女が癌であると考えました」と職員のRamerは語った。

この妊娠については 2 つの説明が考えられる。1 つは「単為生殖」として知られるプロセスだ。

この場合は卵子が受精せずに独自に成長し、母親の複製を作り出す。

「水族館の獣医であるRob Jones博士に連絡を取ったところ、体内で成長していたものは卵だと判明しました」とRamerは語った。「水族館にオスのエイはいません。彼はエイが単為生殖した例はほとんどないと言いました」

シャーロットの妊娠に関するもう一つの説明はクレイジーだ。

職員らは、シャーロットが7月中旬に水槽に入れた1歳のオスのサメのうちの1匹によって妊娠した可能性があると考えている。

「2023年7月中旬、私たちは1歳のシロボシテンジクザメ2匹をその水槽に移しました。成熟速度について特に何も目に付くところはなく、問題があるとは思いませんでした」とRamerは言った。

「私たちはシャー��ロットの噛み跡に気づき始めましたが、彼女に噛みついてるのが見えたのはサメ以外の魚で、その魚を他の水槽に移動させましたが、その後も噛みつきは続きました。」

大型の魚は生殖行為中に噛みつくことで知られており、噛み跡はサメの生殖行為のサインとされていて、シャーロットのヒレには複数の噛み跡があったと別の職員は語った。

シャーロットは多くとも4匹の子供を妊娠しており、2月9日頃に出産予定とされていたが、今日（2月10日）の時点ではまだ出産には至っていない。

子供が誕生するとDNA検査が行われ、サメとエイのミックスなのか、母親のコピーなのかを判断できるようになる。

アカエイの妊娠期間は通常 3 〜 4 か月だ。