【悲報】能登半島地震の二次避難、行き先告げられず着いたホテルで6畳に知らない人3人と相部屋。家族と引き離される

二次避難した大塚大五カメラマン（輪島市在住）： 「行き先が出発間際まで分からないという情報では、なかなか申し込みもしづらい状況だと思います」

こう話すのは輪島市にすむ石川テレビの大塚大五カメラマン。 大塚さんの自宅は倒壊こそ免れましたが、隣の建物が傾いているため応急危険度判定で「危険」と判断されました。
そのため、先週、妻と2人で2次避難することを決めました。 しかし…。

大塚カメラマン： 「（場所も）出発直前まで教えてもらえないっていうのと、部屋割りについても相部屋になる可能性はありますって聞いていました」
これは大塚さんが輪島市の集合場所で渡された紙。ここに、ホテルの名前が書いてあり初めて自分の2次避難先が分かったそうです。 自分で車を運転し約4時間。ホテルについた大塚さんが見たものは…。

大塚カメラマン： 「ホテルについて受け付けに行きましたら、相部屋ですと告げられて、リストを見せていただいたら、僕の名前を含めて男性3人の名前が書いてあって、
じゃあ妻はどうなるんですか？とリストを見せていただいたら、知らない女性5人で相部屋ですと」
このホテルでは、性別で部屋が別れているため家族といえど、引き離されることに。初めて会う男性と気まずい空気が漂っていたそうです。

大塚カメラマン： 「自己紹介から始まるような感じで、6畳ぐらいのスペースでずっと気を使っているような感じでしたね」 食事は朝・夕ともにバイキング形式。大浴場では20日ぶりの風呂も堪能できました。
被災地の避難所ではできない体験です。 しかし、こんな問題も…。

大塚大五カメラマン： 「僕の（相部屋の）3人のうちの1人の男性もおばあちゃんの介護しなきやいけないんで、この男子と女子で別れる相部屋は無理ですっていうことで、
泊まる前からすぐに出て行ったという話も聞きました。どの選択が正解というのはわからないですね」