【滅亡】2032年に小学生が地球に衝突か

「小惑星2024　YR4」は昨年12月に初めて、地球に対する脅威と評価されて以来、欧州宇宙機関（ESA）によって厳重に監視されている。ESAは1月29日現在、この小惑星が地球に接近する2032年12月22日に地球に衝突する確率を1．2％と推計している。専門家は、小惑星の衝突確率が1％を超えた場合の地球の対応について議論するために会合を開く予定であり、小惑星の進路を変えるために宇宙船を衝突させることも含まれる可能性がある。

専門家たちは、地球に衝突する可能性は低いとしながらも、ある小惑星に注目している。しかし少なくとも今のところは慌てる必要はない。「小惑星2024 YR4」が地球に接近する2032年12月22日に、安全に通過する確率はほぼ99％だという。

現在は小惑星は遠ざかっているが、2028年に接近する見通し。そして、それが影響を及ぼす可能性はまだ完全には排除できない。そのため、昨年12月に初めて脅威であると確認されて以来、欧州宇宙機関（ESA）が厳重な監視を続けている。

ESA惑星防衛局　フアン・ルイス・カノさん
「最も可能性の高いシナリオは、今年4月にこの物体が見えなくなる頃には、衝突確率が下がり、この物体について心配する必要がなくなるだろうというケースだ。しかし、この物体がリスクリストに残る可能性はまだわずかにある。そして、2028年にこの物体が戻ってきて再び観測する時には、この物体が完全に衝突するかどうかを判断できるほど十分な時間が経過しているだろう。つまり、衝突確率はゼロか100％だろう」

小惑星の密度と構成はまだわかっていないが、銃弾の約15倍の速度で移動していると推計されている。

フアン・ルイス・カノさん
「衝突の瞬間には秒速17.3キロメートル程度になるだろう。物体の密度は不明なので、推定する必要がある。そうした不確実性を考慮すると、放出されるエネルギー量は5メガトンから50メガトン（広島の原爆の約330―3330倍）の範囲になるだろう」

ESAは1月29日現在、小惑星が2032年12月22日に地球に衝突する確率を1.2％と推計している。専門家は、小惑星の衝突確率が1％を超えた場合の地球の対応について議論するために会合を開く予定であり、小惑星の進路を変えるために宇宙船を衝突させることも含まれる可能性がある。