アパホテル会長「安倍氏の死去は日本にとっても世界にとっても大損害。彼ほど世界で認められた日本の政治家はいなかった」

アパ元谷外志雄会長インタビュー、日本最大950ホテル成功の秘訣「安倍氏死去は大損失」

アパグループの元谷外志雄会長が、懇意だった安倍晋三元首相の死去から3年を前に特別インタビューに応じた。保守勢力が減少した政界の現状を憂い、高市早苗前経済安保相らへの期待を語った。日本最大のホテルネットワークを持つグループを1代で築き上げた経験から、「日本経済の復活」のヒントや、社員にも話さない「事業成功の秘訣（ひけつ）」を明かした。

－－安倍氏が亡くなって来月で3年になる

「今でも信じられない思いだ。日本にとっても、世界にとっても大きな損失といえる。私は第1次政権の発足（平成18年）前から、『安倍晋三を総理にする会』の副会長として応援してきた。彼ほど国家観、歴史観がしっかりして、明確なビジョンと信念を持ち、世界で認められた日本の政治家はいなかった。人柄も素晴らしかった。米国では、安倍氏の盟友だったドナルド・トランプ大統領が復活した。抵抗勢力の妨害もあって実現できていない憲法改正や、『誇れる国、日本』の再興のためにも、第3次政権を期待していた」

－－安倍氏との思い出は

「安倍氏の持病（潰瘍性大腸炎）もあり、第1次政権はわずか1年で終わった。私は『2度目のチャンスがあるから頑張れ』と激励した。第2次政権で新型コロナウイルスの感染拡大で病床が逼迫（ひっぱく）していた令和2年4月、安倍氏から『無症者や軽症者を受け入れてほしい』と電話があり、ホテルの一棟借り上げ方式による宿泊療養施設提供を即断した。『日本のため』という思いとともに、『安倍さんの力になりたい』という気持ちも強かった。何度もディベートをしたが、非常に考え方が近かった。歴史に残る総理だった。改めて残念だ」

https://www.sankei.com/article/20250602-MTUSHOUL2NI5TJXCULRGNMXI3A/

でしょ？