オランダのウクライナ復興特使「ウクライナ人はロシア人でもある」→「（あっ、俺もうだめだ）辞任します」

01:02（アムステルダム20日18:02）
オランダのウクライナ復興特使がウクライナめぐる失言で辞任
　オランダの外国貿易・開発協力省は20日、ウクライナの復興支援を担当するダーテル特使の辞任を発表した。ダーテル氏は今月上旬に特使に任命されたばかりだが、ウクライナをめぐる失言が問題視され、本人から辞任の申し入れがあったという。

　同省によると、ダーテル氏はセルビアやポーランド、ロシアなどでオランダの大使を務めた元外交官。ウクライナの復興にあたって、東欧やロシアでの経験や知識を生かしてオランダの産業界の関与を増やすことが期待されていた。

　しかし、AP通信によると、最近になってビジネス書のために応じたインタビューで、「ウクライナ人はロシア人でもある。我々はそのことを忘れてはならない。それが現実だ」と発言していたことが発覚した。

　同省は、ダーテル氏が自らの発言について「もはや信頼できる仕事ができない」と気づき、すぐに辞任を申し出たとしている。

https://www.asahi.com/articles/ASR4N0P11R4MUHBI040.html