トランプ大統領、薬価を30%〜80%引き下げへ

政府の支出も数兆�j削減するとしており、値下げが実現すれば製薬会社の収益が圧迫される可能性がある。

自身のSNSに投稿した。トランプ氏は「我が国史上最も重要な大統領令の一つ」と説明。直前の投稿では「これまで発表した中で最も重要で影響力のあるものの一つとなるだろう」ともしていた。トランプ氏が6日から「重大発表がある」と予告していた案件の可能性がある。

トランプ氏は米国の医薬品が「同じ工場・研究所で同じ会社が作った場合でもほかの国より5〜10倍も高価だった」と批判した。製薬会社は研究開発費と主張するが、米国民だけが負担する理由はないと述べた。

米政治サイトのポリティコなどによると、大統領令はメディケアと呼ばれる高齢者向けの公的医療保険に関わるもの。海外で安く売られている医薬品についてはメディケアからの支払額を抑え、大統領権限で価格を強制的に引き下げるという内容だ。製薬株は事前報道を受けてすでに大幅に下落している。

トランプ氏は第1次政権の2018年にも同じ取り組みを目指したが、手続きを巡って裁判所に差し止められた経緯がある。