マイクロソフト使用端末で起きた史上最悪の世界規模のIT障害。マイクロソフトを使わない中国の航空会社だけ助かるわ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-21/SGY8HIT1UM0W00

米サイバーセキュリティー会社クラウドストライク・ホールディングスのソフトウエア更新で発生したシステム障害により、
マイクロソフトの基本ソフト（ＯＳ）「ウィンドウズ」に依存する世界中の端末のうち約850万台に影響が及んだ。

　　マイクロソフトは20日のブログ投稿で、今回の世界的なＩＴ障害の全容を初めて明らかにした。
それによると影響を受けたのはウィンドウズを使用する全デバイスの１％未満だった。
「割合は小さかったものの、広範な経済的・社会的影響」があったと指摘した。

今回の事態は史上最悪のＩＴ障害として記録されることになる。
クラウドストライクのソフトウエアのアップデートにより世界の企業や政府機関のシステムがクラッシュし、数時間にわたって業務がまひした。
救急電話ラインもダウンし、数千便のフライトが遅延やキャンセルを余儀なくされるなどの影響が出た。
病院では手術が遅れる事態が発生し、金融市場の取引にも影響が出た。

https://www.guancha.cn/ZhangZhongZuo/2024_07_21_742193.shtml
まず、端末コンピュータの場合、Windowsシステムの使用であり、CrowdStrike社のセキュリティソフトのインストールを伴うため、エラーパッチを更新した後、無制限に「ブルースクリーンリブート」問題が発生するが、
国内航空会社のコンピュータ端末は、この会社のセキュリティソフトを使用しないことが多い。

第二に、国内航空会社のほとんどがAVICシステムを使用している。
AVICシステムはLinuxをベースとしており、マイクロソフトのAzureクラウドサービスやアマゾンのAWSを使用していないため、
誤ったアップデートによる中国の民間航空重要インフラシステムの全面崩壊をある程度回避することができる。

中国の民間航空産業の運営にとって重要なシステムとして、AVICが運営するコンピューターシステムとネットワークは「重要基本情報システム」のカテゴリーに属し、
国務院の監督下にある8つの重要システムの1つに挙げられている。
春秋航空など一部の航空会社を除き、他の航空会社はすべてAVICのシステムを利用している。
AVICのシステムのセキュリティと安定性も高く評価され、国によって厳しく監督され、システムの安定性と信頼性が確保されている。

やっぱりアップルは正しかったんだね