中国、崩壊待ったなし。モノを作っても誰も買わない買ってくれない。3月は予想以上

　　中国の最近の指標では、経済再開後の回復がサービスへの個人消費支出や建
設の上向きなどの非製造業セクター主導であることを示している。

　　主に中小の輸出企業を対象とする財新の中国製造業ＰＭＩは、同国の製造業活動
を測る政府の指数も下回った。国家統計局が３月31日に発表した製造業ＰＭＩは、前月
からややペースが落ちたものの、活動拡大を示唆。非製造業ＰＭＩは約10年ぶりの高水
準となった。

　　ブルームバーグ・エコノミクス（ＢＥ）は財新製造業ＰＭＩの予想以上の落ち込みについ
て、中国経済のゼロコロナ政策解除後の回復がまだら模様だとするわれわれの見解を
裏付けていると指摘。成長の主な原動力であるサービス支出と政府投資は財新の調査
対象である中小企業や輸出企業の押し上げにつながっていない様子だとの見方を示した。

　　日本の３月の製造業ＰＭＩは49.2（前月47.7）。韓国は47.6と、前月の48.5を下回り、昨年
９月以来の低水準となった。台湾もマイナスの領域にとどまり、前月の49から48.6に低下した。

　　一方、東南アジアの見通しはもっと明るい。インドネシアは51.2から昨年９月以来の高水
準となる51.9に上昇し、タイとフィリピンはやや低下したものの、50を上回った。