- 函館と青森に行ってきたけど、まず街の作りが違う
新幹線の新函館駅は「ザ・北海道」な広大な畑地帯にポツンと駅だけがあるのに対し、新青森駅はもともと農地だった駅前地区が住宅地に開発されている中心地の函館駅は周辺はホテルがいっぱいあって、朝市があったり、駅前横丁という小田原駅のミナカみたいな観光用モールがあって「観光の街」として割り切っていた。一方、青森駅前は、連絡船を用いた博物館があったりねぶたの展示館があるにはあるんだけど、観光地かというと微妙で、地元向けの商業施設も目立った
つまり北海道は「用途を決めるとそれに特化した地域にする」街構造なのに対し、東北地方は散漫な都市構造なのだ。まちづくりというか、地域の設計思想が全く違うんだ
これは両方行かないと気づくことができなかった - すぐ隣なのにそんな違うか
- >>2
同じ北国、津軽海峡を越えた対岸同士なのに全然違う
気候だってほぼ同じけど全く違う
当たり前だけど、普通は隣であるほうが似るだろ
関東地方でも東北に隣接した北関東の方言が東北弁にしか聞こえないのもそう。福島からすれば向こうが南東北に似ているんだろうけどだのに青森は函館とまるで別物なんだ
- 北海道人は意思表示がはっきりしている
青森人は声が小さいし、話し方もむにゃむにゃした感じで何言ってるかわからんまちづくりも同じだと思うの
函館はここが朝市や函館駅がある観光地区！ここは住む場所！ここは新幹線乗るだけの場所！みたいに地区ごとに目的が明確化されて合理化されていて、地区間を繋ぐ導線がある(＝それ以外は移動が貧弱)が青森駅前はここは観光地か生活の地区かそもそもわからないし、次の地区との切り替わりがあいまいだし、レンタカー運転しててもやたら交差点で曲がらされて外に抜ける一本道もない様子でした
- 函館はなんつうか分離徹底型
青森は中心混交型に感じた
函館は市街地も道がやたら直線的でオーガナイズドされ方がアメリカの地方都市みたいに感じた - 新駅とは言え人口20万以上の都市の新幹線駅で
あれほど駅前に何もない場所は日本中で新函館駅以外ないと思う
悪く言えば「活性化に大失敗している」んだが、それはそもそも北海道の思想なんじゃないかと思った
その場所は新幹線乗り場、乗り換えの場なのだからそれだけあればそれ以外は必要ないという割り切り思想が、風景に反映されていないかってね - 青森は県庁所在地
函館と比べるなら八戸か弘前辺りじゃない？ - >>7
都市規模的には函館と青森は同格ではないか
同じ20万都市だし、北海道があれだけ面積広大で広域自治体が１つしかないのがそもそもおかしいというか - >>9
特化とか役割を述べてるのに規模で語るの？
ちょっとよくわかんない - >>13
同一の都市規模なのに構造が違うということ - >>7
距離でみてるんだろ東京の港区と千葉の木更津みたいな感じ
- >>10
まあ北日本デカイしな
岩手とかクソデカだぞ。隣県まで相当離れてる - 実際問題、八戸駅も所在地は街はずれ（本当の市街地は本八戸）だが
駅前はわずか20年で大きく発展した。特に最近は田んぼしかない駅裏だった西側が変わっている - 函館は線路じゃなく船で本州と繋がっていたわけ
- >>11
俺は新幹線で新函館に行き、レンタカーで函館市街までいって連絡船で青森に行き新青森から新幹線で東京に帰った - このスレ前も見た
- そしてこれは課題でもあるんだよね
函館駅前は観光客としては面白い。めっちゃ歩きがいがあるし路面電車にも乗れるんだけど、「地元民の用事、観光商売で働く以外なんもなくね？」って思った
駅前に潰れたデパートの廃墟が放置されてて、観光に割り切って地元の商業が完全に死んでるという表れだと気づいた。土産物屋とかそんなんばかりしかないのよ路面電車の乗客も自分らみたいな旅行者しかいない。半分は外国人。地元民、どこ？って感じ
もちろん当たり前っちゃ当たり前ではある。函館山の半島に突き出た「端っこの部分」に内陸部に住んでいる地元民はわざわざ出る必要ないと思うから - タタガイかな
- そして函館の場合五稜郭の手前の丸井今井があるあたりが地元民の店の集まる商業中心街なんだ
なので函館観光するときに五稜郭へ行かなければ「本当の中心街」を一切知らずに観光を終えてしまう可能性があるその点青森は、青森駅が両方を兼ねてた
- 行って気づいたが、青森市は正直、街づくりに大失敗してると思った
たとえば新青森駅って東北自動車道の終点でもある青森インターも近くにあるのよ
つまり東京からの高速交通は鉄路でも道路でも、青森市の西側に収斂されているにもかかわらず、新青森駅と青森インターは直接結ぶ道路がなくて
新幹線の高架下の「路地」をずっと走って裏に出るしかないの
なんでそんな移動したかって？三内丸山遺跡にいったからだよ！ - 函館にとって街はずれ（新幹線駅より）のランドマーク観光地が五稜郭なら
青森にとっては三内丸山遺跡が世界遺産であり内外の集客拠点なんだけども函館は五稜郭駅にはこだてライナー（新幹線から乗り換えるシャトル列車）が停まるし、周辺に地元向け中心街があるのに対し
三内丸山遺跡、新青森駅、東北道青森インターが「点」でばらばらで統合できていない
俺が青森市長なら、このへんに大型商業施設を作り、県庁や公的機関を拡大移転させて新市街にするんだが - そして東北道の終点青森インターのあたりは、三内丸山遺跡という有力観光資源だってあるのに青森市街地へ直接結ぶ道路がないんだよ
三内丸山遺跡から青森駅まで行こうとしたけどグチャグチャした昔ながらの部落の路地を通り、旧道を走らされ、踏切を二度越えてバイパスのガード下をくぐらされた
完全に散漫すぎてインフラ整備もできてない失敗地方都市だなと思った - なんだタタガイか
- 観光客の多さで観光の街になるかどうか変わるに決まってるじゃん
考え浅すぎ - >>26
観光を抜きにしても駅は新函館！みたいに特化してるだろ
ちなみに行って気づいたけど青函フェリーってもう街中から出てないんだよね。辺鄙な場所に発着拠点がある
当たり前っちゃ当たり前だけど、物流の都合考えたら市街地じゃない方が行き来しやすい - >>28
だから函館は観光の街だからそりゃそうなるだろって言ってんだろしかも観光地化出来るか否かが一つの都市だけで決まると思ってるのもまた考え浅すぎだわ
- >>30
俺はほかにも鉄道連絡船の拠点でもある高松に去年行ったんだけど
高松駅前は青森と違って賑わいがあるんだよなんでかなと思ったら、展望台機能付きのタワーを作り、そこに行政機関を集約してる。駅周辺にアリーナなど大型公共施設がある
鉄道連絡船が廃止になったことで生じた膨大な再開発用地を活用し、コンパクトシティ化しているんだよね - >>33
観光地か否かから行政機関があるかに切り替わったな集客率、年齢層その他諸々関わるけど公共施設あるからさぁ！は考え浅いね
- けど東北地方って大なり小なりそういう傾向があるんだ
山形市も、県庁があるのは蔵王インターの近くの郊外なのに、市役所は旅籠町のままで郷土館が目の前にあって観光地区か官庁街かわからない。駅東口はホテル街
蔵王インターを郊外拠点に割り切るのかと思えばイオンモールがあるのはまた別の場所
クルマ社会なのにそれぞれにリーチできる適当なバイパスもない。何より大幹線の13号線沿いを全く活用できてない - 青森が「観光の街になれなかった」のはグランドデザインが存在しないからだと思うのよ
それをレンタカー運転しながら気づいた。ここは東北地方のダメな県庁所在地の特徴が最も顕著に出てるな、と - 青森駅があるのは、鉄道連絡船の都合上目の前が海の場所
つまり駅周辺圏のうち、半分は洋上の「デッドスペース」になる
青森市内や近隣自治体に住む多くの人は内陸部に住んでいて、海の面前の中心市街地までは遠くなる。渋滞や駐車場の問題のある市街地は避けるようになる
田舎は車社会。車が普及すれば自ずと空洞化し、代わりの活性化策が求められる函館はそれを観光が埋めることで、街が死なずに済んでいる
もし函館が観光を全部捨ててる都市だったら、函館駅前は今頃死の空間が広がっていて、函館本線は廃線になっている - 逆だろ
そもそもの観光資源とブランド、集客力が段違いだったから
大半の観光地は青森みたいなもので一部北海道は箱根みたいな特別観光区 - >>32
北海道に関しては以前札幌にも行ったけど観光地以外も「徹底分散型」だと思った
さいたるものが北広島市。エスコンフィールドという日本で一番魅力的な球場があり、大学も移転予定だ
だけど北広島駅前には商店街が存在しない。あくまで「住む町」でしかないので、ヨーカ堂があったり飲み屋通りがあったりする普通の本土の都市の駅前空間ではないのだそして、エスコンつくったかわりに札幌ドームは容赦なく切り捨て。大学移転によって当別町は路頭にまようことになる
そういう「容赦のない割り切り」も北海道らしいと思う - 遊ぶところがあれば観光地化に成功！
海はデッドスペースだからダメ！ギャグかな？
- てか九州と東北が同レベルの観光地だと思うとかどんな頭してんだよ
- >>36
高松は、四国です
九州ではない - 北海道が新幹線を今後札幌に伸ばしたら函館本線さえあっけなく廃止しようとするのは
「有用なものには新しいものでも果敢に取り入れ、最大限惜しみなく投資するが、不要なものは未練なく断ち切る」という感覚があるからだと思うんだよね
ローカル線潰しは問題かもしれないが、北陸新幹線つくった時みたいに当初はミニ新幹線で新幹線建設を妥協しようとせずにそこはフル規格ありきで勝ち取ったのとかも北海道らしいと思う - >>39
未練なく断ち切れるからとか小学生じゃあるまいしもう少し考えるべきあ、小学生かもしれんのか
- 函館駅は20年前までは歴史ある木造駅舎だった
本土の「観光都市」であれば、それは資源に活用するものである
だが函館はそれを保全せず容赦なくぶっ壊し今の駅ビルに切り替えた
「古いと冬に寒い」「駅ビルを併設した方が稼げる」という合理性だろう
この合理性のためには未練なく取捨選択するというのは、完全に北海道思想だと思う - 東北地方ならエスコンのような立派な球場はできないと思う
なぜなら東北は、散漫型の都市だから。つまり、ある地域を徹底特化しようとすると、それによって別の地域が競合して利益を失う、あるいはその地域で別の用途ができなくなると足の引っ張り合いが起きる
あれもこれも全部組み込んで妥協しましょうとなると、青森市みたいな中心も郊外も半端すぎて何が何だか分からない散漫都市になる
産業も伸びないし、観光客も来ない - 仙台と札幌も違うと思う
仙台は駅から半端な場所にアーケードの入り口がありそのまま藤崎のあたりまで通じているが
札幌は札駅から地下街があってダイレクトに大通公園まで歩けて、冬場は雪を避けられる。仙台だって雪国なのに地下街がなぜか存在しない - てか駅舎切り替えたらいいは笑える
その理屈なら青森駅だって北海道思想だな
北海道と東北地方が全く違うことに気づいた！！！
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