北海道警察「タイヤ絞めろ100kmごとに」脱落事故2ヶ月で40件。女児が犠牲になってから統計と写真公開の方針に״

走行中の車からの脱輪相次ぐ…「自分事」と受け止めてほしい北海道警、事故車両やタイヤ画像も公表（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1c90478a1d8090574ac511e0775f87b68bab07c

走行中の車からタイヤが外れる事故が相次ぐ中、北海道警が注意喚起に力を入れている。報道発表した事故については、危険性が一目で分かるよう事故車両やタイヤの画像も公表。ドライバーに「自分事」として受け止めてもらう狙いだ。

　北海道内では昨年１１月、札幌市西区の市道で軽乗用車から外れたタイヤが坂道を転がり、約７０メートル先の歩道にいた女児に直撃する事故が起きた。女児は頭などを強く打ち、今も意識不明の状態が続いている。

事故後、道警は脱輪事故の情報発信の方法を改めた。これまで死傷者が出た脱輪事故に限って統計を取っていたが、物損事故も対象にした。その上で、事故の発生を報道発表する際は、車両の所有者が特定されないよう加工した画像も公開している。

　道警によると、２４日にも北広島市で走行中の車から左後輪が外れ、約１０メートル先の民家にまで転がるなど複数の事故が発生。西区の事故から２か月で発表は４０件に達した。脱輪の原因は主に整備不良で、ナットの締め付けが緩くなっていることだという。

　道警交通部の柴田靖管理官は「運転中に異常な音や振動を感じたら、直ちに停車する必要がある」と強調。季節を問わず１００キロ・メートルほど走行したらタイヤの状態を確認するのが望ましいとし、「定期的な整備を欠かさないでほしい」と呼びかけている。