太平洋戦争は極左が起こした戦争だけど、参政党という極左勢力の手によって再演が始まろうとしているよね

「国際思想研究資料号外」（秘）
「コミンテルン日本赤化方針の変化に就いて」国際思想研究所調査
（前略）

一、右の研究の結論として、彼等が到達したのは、日本のやうに警察制度の完備した国では、共産党運動の成功は非常に困難を伴ふし且つ日本民族の　皇室に対する尊崇の念の旺盛なことは一般欧米人の想像以上のものがあるから、このやらな（ママ）特性のある国民に向つては公式的な共産主義の革命理論を説く代りに寧ろ愛国主義即ち日本に於ける流行の言葉を籍りていへば国体明徴論に煽動の油を注ぐに限るといふことに気づいたものであらう。

かくて「日本の国体明徴派をわれ等の手に獲得せよ」といふ意味の新しい指導方針が示されるに到つたことは、最近わが研究所同人が上海の或る信ずべき筋より得たコミンテルン新テーゼの内容にもはつきりと現れてゐる。・・・・・・現下の政治体制には赤色分子が重要部門を占有してゐると云つてゐるのである。（之に関しては後便詳報する積り）

即ち彼等の云ふところによれば、日本に於ては階級的に若い文武官僚や農民出身の兵士などは例外なく反資本主義的傾向をもつてゐるから、国体論と資本主義否定を結びつければ日本社会の根幹を揺がすことは案外易々たるものがあるとなしてゐるのである。

（二　欠）
三、そこでコミンテルンの一論者の言葉を籍りていへば「日本では戦争と愛国心は同義語だ。故にこの千載一遇の機に日本民族の対外国悪感情を極度に激成せしめ、今後日本をして益々長期戦而して太平洋戦争にまで発展せしめるやうに務めることが最も賢明な日本赤化の新要諦だ。」といふことになる。

名古屋大学学術機関リポジトリ

nagoya.repo.nii.ac.jp

>国体論と資本主義否定を結びつければ日本社会の根幹を揺がすことは案外易々たるものがあるとなしてゐるのである。

>国体論と資本主義否定を結びつければ日本社会の根幹を揺がすことは案外易々たるものがあるとなしてゐるのである。