日本「五輪の協議内容が『どのように交流するか』から、『いかに無事に帰ってもらうか』に変わった」　紛争地帯かな？

　東京オリンピックのソフトボールに出場するオーストラリア選手団が1日、各国・地域選手団の先陣を切って来日した。事前合宿を受け入れた群馬県太田市は、政府によって登録された「ホストタウン」だ。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で来日の取りやめや受け入れの断念が相次ぎ、内閣官房によると、これまでに約2割の自治体が事前合宿や交流事業を中止した。

　「いつの間にか相手国との協議内容が『どのように交流するか』から、『いかに無事に帰ってもらうか』に変わっていた。本来の活動趣旨からずれていた」。4月にパラリンピック競技の事前合宿中止を相手国から通告された四国地方の自治体担当者は、交渉で疲弊した表情を浮かべた。内閣官房の担当者も「受け入れを断念した例のほとんどが相手国の都合。コロナ下では仕方がない」と話す。

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