木材不足で住宅高騰　米国「支援金と住宅ローン低金利で皆が家買いまくり木が足りねえ笑」日本人「そちらの政治はいいなぁ」

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木材高騰マイホーム遠く　新型コロナで品薄に、工期に遅れも

「ウッドショック」と呼ばれる世界的な木材不足の影響が福島県内の住宅建築現場にも広がっている。
輸入材が減った影響で県産材の価格が高騰し、品薄状態で工期が遅れるなどの影響が出ている。
新型コロナウイルス感染拡大で米国や中国などで戸建て住宅への関心が高まり、木材需要が増大しているのが背景にある。
資材高騰を販売価格に転嫁できない住宅メーカーは収益悪化を懸念し、県民も価格が上がるのに戸惑いの声を上げる。

「このままの状態が続くと住宅の需要が冷え込むのでは」。
矢祭町の押田製材所社長の押田洋平さん（４２）は、空きが目立つ木材置き場を見つめ、不安を口にした。

県南地方は林業が盛んで、県産材を多く扱っている。
四月ごろから輸入材が激減し、県産材の入札価格が高騰して仕入れが難しくなってきた。
スギの柱材の価格は長さ約三メートルのもので通常一本三千円前後だが、現在は約二倍の一本六千～七千円ほどにまで上がっている。

これまで取引がなかった県外の業者からも「在庫はないか」と連絡が来るようになった。
需要に応えたくても、伐採業者の数は限られ、急激な需要増に対応できないのが実情だ。
「業界だけでなく、国も危機感を持ち対策を取ってほしい」と望む。

南会津町の製材業関根木材工業にも取引がなかった県外のハウスメーカーや工務店などから問い合わせが相次ぐ。
社長の関根健裕さん（４８）は「地元のお客さまが離れないように（値上げせず）こらえているのが実情だ。
ウッドショックはかなり根が深い」と危機感を抱く。

ハウスメーカーや工務店にも深刻な影響を与えている。
福島市の古俣工務店では、昨年見積もりを出し、今春に着工した物件は木材をはじめ、建築資材の購入費が増し、採算が取れない状況。
木材の供給不足で一カ月半程度工期を延長せざるをえない現場も出ている。
社長の古俣猛さん（６０）は「お客さまに申し訳ない」と肩を落とす。

注文住宅の建築を請け負う、いわき市四倉町のファーストホーム相談役の水野谷半（なか）さん（８４）は「五十年以上、材木に関わっているが、経験のない価格」と明かす。
木材調達が困難になる中、建築中の住宅の完成が遅れることを懸念。
顧客には工期を延長する可能性を説明している。
東日本大震災の復興需要が一段落し、業務量は減少している。
「ウッドショックは経営に追い打ちを掛ける」と窮状を嘆いた。

動画ソース
https://www.youtube.com/watch?v=9t-pxXhr_SA