県民が苦情｢男子高は女性差別！国連違反！是正しろ！｣県｢分かった､男子高の共学化を進める｣県民｢よし｣県｢あと女子高も共学化する｣県民｢｣

県民からの苦情を受けて調査・審議し、「男女の役割についての定型化された概念の撤廃が求められている」と結論づけた。
同委員は条例に基づく役職で、大学教授と弁護士の計３人が男女共同参画に関する苦情に対応している。

今回は、昨年４月に受け付けた「県立の男子高が性別を理由に女子の入学を拒んでいるのは不適切」「（国連の）女子差別撤廃条約違反は是正されるべきだ」との申し出を審議していた。

勧告は３０日付。男女別学自体は同条約違反ではないとする一方、共学での教育が奨励されていると指摘した。
他県の状況にも触れ、男女別学の学校が多い群馬で２０２１年度の１２校から２５年度には１０校に減ることが決まっていることや、
群馬、栃木、千葉が県立学校の再編・改革計画で共学化の推進をうたっていることを挙げた。

今年４月現在、埼玉県内の全日制の県立男子高は５校、女子高は７校ある。
同委員は勧告に対する措置の報告を来年８月末までに行うよう求めており、日吉教育長は３１日、「関係者の意見を丁寧にうかがい、十分に検討する」とのコメントを発表した。