近畿地方の地域区分が多すぎるので全部紹介するわwww

いっぽう「近畿地方」だと滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、三重の7府県になる。つまり三重県がプラスされる
三重は奈良や京都に隣接しており、県内の私鉄といえば大阪に至る近畿鉄道（近鉄）。教科書的な地理区分でも近畿地方として教わるのはこの括りのため
近畿以外の日本人（とくに関東を中心とする東日本の人）は、「関西と近畿」をごっちゃにしがちで、関西に三重県を含んでカウントしてしまう

だが多くの「関西人」は三重県のことを東海地区、つまり中部地方の一地域の県ととらえていて、関西人には同じ近畿であっても三重に同胞意識はないのである

京都府と滋賀県の２つを合わせた「京滋」というくくりもある
京滋バイパスなどの名称にみられるほか、全国企業などでは京滋支店を作って両地域や周辺をカバーすることが多くたいがい、京都市内かもしくは琵琶湖の南東側に拠点を構えている
関東ではあまり認識されないが、京都市は古都である前に百万都市であり、京セラや日本電産などの市内に本社を構える大企業も多い。となりの滋賀県にとっては「最寄りの都会」として通勤も盛んにおこなわれている

なお、筆者が18切符で関西に訪れた際には、新快速で「米原」で乗り込んで京都駅で降りた休日マダムのグループが目の前にいたので、米原すらもふくめた琵琶湖の東側全般に京都市までの一体性があるとみられる
反面、湖西方面（湖の北側）に京滋支店を構える企業を調べると土木管理総合試験所株式会社の京滋支店（大津市近郊の湖西線の唐崎駅前）が最北で、湖西方面は比較的近い大津市内であっても京都との一体経済性は乏しいとみられる
東海道線沿線だとこれがニチアス株式会社の彦根市内の京滋支店が最北となる

阪神や京滋のように、京都と大阪の2都市間だけをとらえた「京阪」という定義もある。両地区のみで展開するローカル企業や地域の寄合なんかは「京阪」をよく使っている

ちなみに余談ではあるが本線では京都市と大阪市を結ぶ京阪電車には京津線という京都市内から滋賀県の県庁所在地・大津に走る路線もある。滋賀全県ではなく大津止まりの範囲の場合「京津」という定義にもなるようだが、京阪・京滋に比べるとメジャーではないようだ
それほど京都に影響力がないのか。はたまた滋賀全体が京都に引っ張られすぎなのか・・・