WHOの日本人幹部、差別連発で解雇される　「コロナは後進国のせい」「あと何人56す気？」

　解任されたのはWHOの西太平洋地域事務局のトップ・葛西健事務局長です。

　WHOの高官は葛西氏が複数の会議で中国やフィリピン、マレーシアなどの人々を軽蔑するような発言を何回もしていると証言。また、コロナが蔓延（まんえん）した地域について、その原因をこう決め付けたといいます。

　葛西氏：「彼らの劣った文化、人種や社会面経済面での能力不足のせいだ」

　AP通信によりますと、葛西氏はフィリピンにある事務局の会議で地元フィリピン人スタッフに対し、こう詰問したといいます。

　葛西氏：「太平洋地域の人々を何人殺してきたんだ。そして、さらに何人殺したいんだ？」

　葛西氏：「私はスタッフに厳しいのは事実ですが、特定の国籍のスタッフを標的にしたことはありません。人種差別は個人的に私が大切にしている原則と価値観に反しています」

と、AP通信の取材に答えています。