富士通とパナソニックと日本政府が共同出資した半導体会社、海外に売却と発表で、日経平均株価が大暴落

日経平均3万3000円割れ　「ソシオショック」に個人動揺
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0610M0W3A700C2000000/

ソシオネクストは5日､富士通､パナソニックホールディングス､日本政策投資銀行が保有する同社株式を海外市場で売却すると発表した。

ソシオネクストの開示資料によると､売り出し株数は1262万4800株。5日の終値に基づくブルームバーグ･ニュースの試算では､売り出し総額は約2771億円となる。内訳は政投銀と富士通がそれぞれ504万9900株でパナソニックHDは252万5000株。売り出し価格は未定で11日から13日までにブックビルディング方式で決めるとしている。

2015年に創業した半導体関連スタートアップだったソシオネクストは22年10月に東証プライム市場に上場。9カ月が経過して3社から保有する同社株について売却したい意向を確認。同社株が市場で売却されることによる株価への影響を避けるとともに株の流動性を高めるために今回の売り出しを決めたとしている。

同社の株価は上場以来､人工知能（AI）によるシリコン需要増加への期待もあって大幅に上昇していた。