韓国人女に聴いた日本の正直な評価がこれだ

ただしこれは若い世代では変わりつつあって、「孤独のグルメ」の韓国版が一部の若者に注目されて、それに影響されて若い人向けの凝った飲食店（日本的に言えば下北沢にあるようなノリの店）ではわざとカウンターを設置してることもある

いずれにせよ韓国は集団文化なので、これが「ウリナラマンセー」みたいな国家主義にも直結していて、連帯感があってパワフルな反面、反日デモみたいな危なっかしさもあり、彼女のように本当は苦手で日本に来てむしろ安心している人もいる

彼女は来日して（その時すでに日本語はスピーキングに訛りがあるだけでネイティブ級に近かった）日本の変な深夜番組にハマったらしい。日本の長所は、娯楽が１つだけじゃなくてジャンルがいくつもあってマニアックな領域が多いことだという
ヤンキーもいればオタクもいる。そういう風景はとても珍しく見えるそうだ

現実には・・・
過去の感覚が大きい高齢世代にはコンプレックスに近い対日意識がある。戦前の恨みがある一方、最寄りの強国という感じがある。ネットの時代になるまでは技術的にも遅れていたし
しかし若い世代に関しては、テクノロジーも経済も日本と同等、部分的にはリードしているところもあるから、そういう引け目がない、ゆえにコンプレックスが起きづらく過剰な反日感情もないが、
日本は近隣国として一定のリスペクトの意識はあるっぽい

しかしじゃあ反日がないかというとそれも違う

だが、何かを切欠にこじれてしまうと、それが社会全体に影響してしまう
さっきも言ったように韓国は何でも集団主義でWE意識、ウリ意識の社会である。音楽がK-POPならみんなK-POPを聴く、みんな同じ髪形をし、みんな同じヒュンダイに乗る
そういう国で、政権が日本に反対の姿勢をしめしたらどうなるか。マスコミも反日報道だらけになる。ドラマの世間話にさえ本筋とまったく無関係な竹島問題トークが出てきたりする
政府が「日本製をボイコットしよう」といえば、店頭から日本製のビールが消える。休みがあれば気軽に言っていた日本旅行を自粛する。そういう同調圧力に弱い国民性は若者でも顕著に表れている
普段から主体的な強烈な対日アレルギーはないが、反日に支配されれば、従うよねと言うのが韓国の若い世代のようだ

受験競争が激しいとか、欧米留学（移民を視野に入れた真剣なもの）が盛んだとか、話を聞いていると、バブル期の日本の受験戦争とかパリ症候群っぽいもの

彼女の実家はタワマン団地で、ソウル市民は戸建てには住めないらしい。政府要人とか財閥一族や大物芸能人みたいな超大富豪が住む屋敷が山の手にあるくらいで、あとは全部団地住まい

戸建てがないこと・・・これもパーソナルスペースのなさ、集団主義だとは思う。なので日本にいると余裕を感じるらしい。われわれは日本が小さな島国に感じるけど、韓国から見れば日本は広い国だそうだ