首相、燃料高騰でインフレ手当支給を表明。月収２６万円未満の国民に１万３０００円給付へ

歴史的な燃料高騰、月収２６万円未満の国民に１万３千円給付…来年４月には大統領選

フランスのジャン・カステックス首相は２１日夜のテレビ番組で、燃料価格などの高騰を受け、月収２０００ユーロ（約２６万円）未満の国民に「インフレ手当」として１００ユーロ（約１万３０００円）を給付すると発表した。約３８００万人が対象で、１２月以降に振り込みが始まる見通しだ。

　欧州では９月以降、天然ガスなどの価格が急騰している。仏メディアによると、フランスでもディーゼル燃料の価格が年初と比べ約２割上昇し、歴史的な高値に達しているという。

　マクロン政権は２０１８年、燃料税の引き上げ方針を巡り、「黄色いベスト運動」と呼ばれる国民の強い反発を受けた。大統領選を来年４月に控え、燃料価格の高騰がマクロン大統領への再度の批判につながらないよう、政府は対応を急いでいる。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20211022-OYT1T50074/

うらやまー