今回の選挙が今までの国会の常識ではありえなすぎる結果になった理由を教えてやるぞwww

�@既成政党が高齢化により弱体化している
自民党、公明党、共産党、旧社会党といった既存の政党が弱体化し始めている。団塊世代以上の後期高齢者がメインの支持基盤だったが、その層が以前と違って動けなくなったり寿命が来て死んだことで票集めが難しくなっている。自民党の支持層の大半は過去10年で他界したといわれているし、創価学会も赤旗もメインの支持層は80歳前後になっている。特に自民党は山東昭子、武見敬三といった大物高齢議員も落ちたし二階俊博の息子も落ちた

�A組織票より「怒れる無党派」が上回るようになっている
いままでは業界団体・労働組合・宗教団体などの組織票を積み上げた政党、組織候補が票固めをすれば勝てるシステムがあった。しかし、高齢化、雇用の流動化や統一教会に端を発するカルト問題で組織力が維持できなくなった。組織票をフルに積んでも、普段選挙に行かない無党派が一気に対抗馬に投票すればかなわなくなった

�B思想の左右対立の時代が終わった
安倍政権時代なら保守思想の人は自民党、左翼思想の人は民主党で野党共闘という図式があった。だが、いまは岸田→石破で自民がだいぶ中道化しているし、枝野→野田で立憲民主党も左翼色が薄まって中道化している。左翼色の強い野党議員はみんな落ちたし、自民党内でも杉田・和田・長尾といった左が言う「ネトウヨ議員」は全員落ちている。すると「思想票」がばらけてしまうようになる。右翼ではないが左翼でもない国民民主党が躍進したほか、行き場を失った極右と極左を両方取り込んだのが参政党

突き詰めると団塊世代を中心とした長老世代が死亡フェーズに入りだして、氷河期世代の団塊ジュニアのほうが力が増すようになって、そいつらの「既存政治への恨みを晴らす票」が政治をひっくり返したのが今回の選挙だ

特に
岸田への評価→旧世代は外交手腕や能登震災対応などを評価、新世代は基本「媚中」で否定的
（以前は河野太郎も旧世代ネトウヨに評価されていたが、パワハラ問題で離れて行った）
表現の自由→旧世代はオタクが多く山田太郎支持で重要マター、新世代はエンタメ嫌い・石原慎太郎シンパで規制推進
このへんは全然違う

これが「ふわっとした民意」の恐ろしさを物語っている
ふわっとすれば自民党をひっくり返す勢いにもなるが（それで成功したのが民主党政権）、不発に終わると全部が崩壊してしまうということだ
玉木や石丸はそれに乗ろうとして失敗した。山本太郎もかつては乗ろうとしたし、橋下徹もそれに乗れてた時は首相待望論まであったんだよね

参政党は早晩瓦解する
希望の党が一瞬で崩壊したように、渡辺ミッチーの個人商店状態だった「みんなの党」がDHCの8億円のチンケな騒動で崩壊したように
野党第一党狙いの勢いがあった勢力さえ滅ぶのはあっという間だったんだから、現有議席があの程度の参政党は内輪の恥ずかしいもめごとで空中分解すると思う（現にわずか数年前の結党時のボードメンバーがばらばらになって神谷専制体制になっている）

俺はそれより、参政党という受け皿を失った結果「ふわっとした民意」がどこに行くかを危惧している
俺は常に先の先を見ている