菅首相「野党からの強い要望もあり、国内治験を行ったことでワクチン接種が世界から3カ月遅れている」

菅総理「一定の方向を示したときの日本の皆さんの能力の高さを誇りに感じている。10月から11月にかけて希望する国民全てへの接種を実現したい」 党首討論

6/9(水) 16:18

　「せっかくの機会なので、私の考え方を明快に述べたい。国民の皆さんが一番心配しているのは病床が逼迫に陥ることだと思う。世界の様々な国でロックダウン、まさに外出を禁止するという厳しい措置を行っても、結果として収束させることはできなかった。しかし、ワクチンを接種することで大きな成果を挙げているのが事実。

　野党からの強い要望もあり、国内治験を行ったことで日本は世界から見れば接種が3カ月遅れている。しかし国民の皆さんに接種に必要なワクチンはすでに確保している。まさにワクチン接種こそが切り札だ。現在、全国の自治体、さらには医療関係者の大変なご努力によって順調に進んでいる。昨日は100万回を超えてきた。まさに一定の方向を示したときの日本の皆さんの能力の高さを誇りに感じている。重症化しやすい高齢者については、7月中に完了する自治体が98%を超えると報告を受けているし、現場の逼迫も大幅に改善すると思う。

　この21日からは職場や大学で産業医を中心に集団接種が始まるので、今月末には（通算）4000万回を超えることができると思う。こうした体制を維持することで、今年の10月から11月にかけて希望する国民全てが接種を終えるということも実現したい。いずれにしろ、感染対策というのはワクチンが出て大きく変わってきた。私自身、陣頭に立って全力を挙げて取り組む。感染拡大を食い止めていきたい」。（党首討論で立憲民主党の枝野代表に対する答弁）

https://news.yahoo.co.jp/articles/9c8f50988e62e7b15d544c864bc88f8c0a5a2cec