NYT「韓国は出生率低すぎて消滅？ペスト蔓延レベルの人口減少。原因は受験戦争、フェミと反フェミの対立、若い男がゲームに夢中」

ニューヨーク・タイムズ、コラムで「韓国消滅か」…「ペストまん延レベルの人口減」
https://news.yahoo.co.jp/articles/606d2c1f37e9fa11dd2a0fa4b8f8a9d4bcb11fb7

Is South Korea Disappearing?
https://www.nytimes.com/2023/12/02/opinion/south-korea-birth-dearth.html

一方、世界の他の国々にとって、韓国の例は、出産不足がこれまでの豊かな国々における一般的な傾向よりもはるかに早く悪化する可能性があることを示している。

というのも、韓国には他国とは異なるいくつかのパターンがあるからだ。例えば、韓国の少子化の要因のひとつとしてよく挙げられるのは、学歴競争という独特の残酷な文化である。通常の教育の上に「塾」を重ね、親の不安と生徒の不幸を助長し、家庭生活を地獄のようなものにすることで、努力する意欲さえ失わせる。

もうひとつは、この国の文化的保守主義と社会的・経済的近代化との間の特徴的な相互作用である。長い間、韓国の性革命は伝統的な社会的モラルによって部分的に抑制されてきた。しかしやがて、保守的な社会的期待に対するフェミニストの反乱と、男性の反フェミニストの反乱という、互いに絡み合う反乱を引き起こし、結婚率を記録的な低水準に叩き落としながらも、国の政治を再構築する男女間の激しい二極化を推進した。

また、韓国の保守主義が歴史的に、西洋的な意味での宗教的なものよりも儒教的で家族的なものであることも助けにならない。私の感覚では、伝統主義的な習慣よりも強い宗教的信念の方が家族形成に良い刺激となる。あるいは、韓国は長い間インターネット・ゲーム文化の最先端を走っており、特に若い男性をバーチャルな存在に深く引き込み、異性から遠ざけてきた。