｢夫がオネエ言葉を使うようになりました｡それどころか最近はシナまで作ります｡どうすればいいですか？｣（S子さん･埼玉･60代）

オネエ言葉は、テレビタレントがしゃべっていたり、漫画の主人公のキャラクターづくりで使われていたりするなど、今や耳慣れてしまいました。

しかも、今は、「おい」とか「おまえ」とかいう高圧的な言葉は、相手を不快にさせるものとして、パワハラや差別的と捉えられることもあります。

そんな状況の中、「そうねえ」などのオネエ言葉が、男性に使われるようになってきているのでは。
若い女性には、そうした言葉遣いに抵抗がなく、話しやすいと好感を抱く人も少なくないようです。

もしかすると、夫のオネエ言葉は妻と定年後を穏やかに暮らそうと思って使っているうちに、その口調がクセになって、エスカレートしているのかもしれません。

ここは「やめて」程度ではなく、「オネエ言葉を使われる苦痛は、私には耐え難い」と、率直に主張してみるしかないと思います。

定年期は、夫婦関係の節目です。一度は、お互いがとことん本音で向き合い、その後の長い人生をどう暮らすか、語り合う必要があるかと思います。